「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」など、過激な内容が常に話題となる古谷実の人気コミック「ヒメアノ~ル」が、森田剛主演で実写映画化される。 パートタイムでビルの清掃会社で働くごく普通の青年・岡田(濱田岳)と、まるで呼吸をするように殺人を繰り返していく快楽殺人者の青年・森田(森田)。高校時代同級生だった二人の生活はいつしかリンクして――。 本作で岡田の先輩・安藤(ムロツヨシ)が一方的に想いを寄せる中、岡田と交際に発展し、さらに、森田の標的になる、ヒロインのユカ役を演じるのは女優・佐津川愛美。昨年は映画「グラスホッパー」に出演、映画以外でもTVドラマ、舞台と活躍の場をどんどん広げている若き実力派。「ヒメアノ~ル」では、かなり際どい演技をすることになったが、その舞台裏をたっぷり聞いてきた。 ――原作はご存知でしたか? 佐津川:私は普段漫画を読まないので、「ヒメアノ~ル」という作品があることは知っていた