試写状を2枚もいただいておきながら、宣伝ビジュアルがどうにも趣味に合わず、 結局ブッチしてしまっていた『桐島、部活やめるってよ』。 ところが、公開後に見た人達の評判がやたらといい。 みんな言うんだ「傑作だ!」って。 だからって、ひょいと手のひら返して見に行くのもなー。 邦画の学園ものでしょー?(青春映画は苦手) 不良出てこないんでしょー?(不良映画は大好き!) とはいえ、映画を見るのを仕事にしている者の端くれとして、 評判がいい映画を意地張って見に行かないというのもよくない。 そんで、たまたま時間があいた昨日、有楽町で見てきた。 富沢、桐島おもしろかったってよ とてもおもしろく見たし、いい映画だった。 いまの邦画界でよくぞここまで説明を省いた映画を撮れたものだと喝采も送る。 でも、おれはこの映画、あんまり好きじゃない。 なぜなら現実を悲観的なものとして描き過ぎている感じがするからだ。 おれ