Appleがスライド操作によるロック解除というデザイン要素の特許を取得していたことが先日判明した。筆者は、祖父の家の正門に1960年代からスライドして解錠する仕掛けがあったことを思い出した。Appleの面々は、ずいぶん前からそれを「発明」していなければならなかったことになる。 皮肉はさておき、「これで『Android』搭載端末はすべてAppleのこの特許を侵害することになる」のだろうか。もっと言えば、すべての「Windows 8」端末もこの特許を侵害しているというのか。おそらく、そうなのだろう。だが実際問題として、この特許に類似したスライド機構デザインを使用する者全員に、Appleが訴訟を起こすということなのだろうか。そこで、著名な知的財産(IP)の弁護士に本件について聞いてみた。以下はその回答である。 IPの大手弁護士事務所Sunsteinのパートナーで同ビジネス部門のトップであるTho