utopia=都市からの音楽 前作「Visibility」に続いてGEOGRAPHICの2枚目のリリースは「シティ・ミュージック」を題材にしています。たくさんの出来事があった2011年の終わりに何を発表するかメンバーが集まり話し合っていた際、話題は自分たちが本当に見たいもの、聴きたいもの、体験したいこと…それは自然と、理想の社会の話を表象している事に気付きました。 理想社会については、既にたくさんの議論が進められてきました。当時の社会へのカウンターとして発生した、イギリスの思想家トマス・モアの著作から始まり、イデオロギーや19世紀の終わりに近代化した都市構想にもそれは見て取れます。先人達が残してくれたたくさんのリソースを調べていくうち、理想郷=utopiaを起点に、都市と呼べるほどの大きさの街に暮らしているメンバーが、そこで過ごす際にBGMとしたい音楽を模索する事にしました。 それは決して