イスラム過激派組織「イスラム国」に対抗する有志連合を率いるアメリカは、残る人質の解放に向けて全力を挙げる構えですが、テロリストには譲歩しないとする政府の方針に対して家族からは批判も出ていて、難しい対応を迫られています。 5日、ワシントンで、2年半前からシリアで行方不明になっているアメリカ人ジャーナリストの両親らが記者会見を開きました。 この中で、両親らはイスラム過激派などに拘束されている可能性があるとして、「息子を無事に連れ戻してほしい」と訴え、政府に協力を呼びかけました。 また、前日の4日にはアメリカ軍による空爆への報復として、イスラム過激派組織「イスラム国」に殺害されたアメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーさんの母親がシンポジウムに参加し、ホワイトハウスから十分に情報が提供されなかったなどとして政府の対応を批判しました。 そのうえで、身代金の支払いや人質の交換に応じることも含