韓国で官民挙げての日本製品不買運動の異常な光景を連日見ていると、中国で起こったある不買運動を思い出す。 2008年4月、北京オリンピックの年の春にダライ・ラマ14世へパリ市が名誉市民の称号を授与するなどで、中国はフランスに対する反発を強めていた。 さらに中国各地で展開していたスーパーマーケット「カルフール」のフランス本社がダライ・ラマ14世を支援しているという情報が流れて、反仏運動からカルフールへの不買運動へと発展した。 2008年当時、中国にカルフールは122店あったが、店の前には、抗議する人が殺到し、入店する利用者を罵倒したり、投石したりの行動が暴動へとエスカレートしたため営業休止を余儀なくされた。 中国の直轄市、省都、副省都の含めて唯一反日デモが発生したことない遼寧省の大連でもカルフールへの不買暴動が起こったくらいだ。 中国に滞在する日本人に対してカルフールへ近づかないようにと日本大