最近「SDGs」という略語を、そこかしこのさまざまな分野で目にするようになった。以前から、サステナブル(持続可能)をテーマに表現活動をする芸術家や作家は多くいたが、これほど多くこの言葉に触れるようになったのは、行政が予算を取り合うため大々的に動いて、大手のマスコミもそれを取り上げることが多くなったからだろう。 人間が生活し、社会活動をするということは、常に地球にストレスをかけ、資源を消費することと直結しているので、近い未来に人口爆発が起き、エネルギー危機、食糧危機に陥ることを少しでも先延ばしすることは、人類全体の課題であって、「お上が言うなら従うよ」という態度では早晩どうにも立ち行かなくなる。