水素でもガソリンでも走る「BMWハイドロジェン・セブン」。エンジン部分はボリュームたっぷり=千葉・幕張 ■有害な排ガス「まったくなし」に感動 「水素カーに興味ありますか?」 そんな誘いに乗って、11月初旬、千葉・幕張にあるBMW日本法人の本社を訪ねた。 軽いぜんそく持ちの記者は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンが出す排ガスのにおいが大嫌い。東京で勤務するようになってからは、もっぱら地下鉄やバスの公共機関、自転車を多用する日々なので、有害な排ガスを全く出さない車は大歓迎だ。 試乗するのは、世界初の量産型水素駆動ラグジュアリー・セダン「BMWハイドロジェン・セブン」だ。今年7月、日本での公道走行試験を目的に2台がドイツから到着。その1台を使って、10月中旬から12月中旬まで大阪、千葉、京都など、展示と同乗試乗会などが行われている。 本来は同乗試乗なのだが、頼み込んで“特別許可”を受け、自分