「JACK Audio Connection Kitの音飛びについてと、その対処」で少し触れたのだが、デスクトップ用途に向けたカーネル設定を行うことで(処理性能を多少犠牲にして)ある程度のリアルタイム性能は得られるが、極限までリアルタイム性能を高める「リアルタイムカーネル」を使用することで「応答」時間に関しての保証がされ、オーディオなどの用途における実用レベルのリアルタイム性能が得られる。 このパッチはカーネルのかなり深い部分にまで手を加えているようで、パッチの当たる範囲も広く、サイズも大きい。まだ、パッチは依然として「実験的」な扱いなので、使用には注意が必要。 パッチの適用や設定、その他の話は別記事にして、ここではcyclictestというリアルタイム性能テストツールを使用したテストを扱う。 cyclictestを含む「rt-tests」の入手とビルド ソース取得にgitを使用する。 $