震災被害の酒蔵 再開で瓶詰め 4月13日 15時18分 震災で酒蔵などに被害を受けた、茨城県常陸太田市の酒造会社が、営業を再開し、この冬に仕込んだ酒を瓶詰めする作業が進められています。 茨城県には関東で最も多い51の蔵元がありますが、震災で多くの酒蔵が被害を受けました。明治8年に創業した常陸太田市の「岡部合名会社」でも、7つある酒蔵のすべてで瓦が落ちたり壁に穴が開いたりするなどの被害を受けたほか、出荷前の酒瓶の4分の1が割れたということです。その後、従業員が総出で、3週間かけて片づけを終わらせ、例年より10日ほど遅く、今月上旬から、この冬に仕込んだ酒を瓶詰めする作業が始まっています。しかし、会社によりますと、震災後は、祭りや花見の自粛などの影響で、注文が去年の6割ほどしか入らず、経営的には厳しい状況に直面しているということです。五代目蔵主の岡部守博さんは、「蔵の被害の大きさにぼう然としたが