【小宮山亮磨】冬のホタルは足元にいるらしい。光を放つミミズの仲間「ホタルミミズ」。アマチュア研究者の活躍もあって、身近なところにいることがわかってきた。専門家によると、こつさえわかれば素人でも見つけられるという。 ホタルミミズは長さ数センチ、太さ1ミリほどで、体は半透明。町の中でも、学校の校庭や建物のかげなど、あまり草の生えていないところにいる。つついたりして刺激すると、黄緑の蛍光を放つ粘液を尾から出す。 発光生物を研究している名古屋大生命農学研究科の大場裕一助教(43)によると、例年11月ごろから見つかるようになり、春になると姿を消す。光る理由は、敵に食べられそうになったときに脅かすためなどという説もあるが、はっきりしたことはわからない。