僕の今年の夏は終わった。 ツール・ド・フランスを走りきってみて思ったことは、人間って、限りなく無限大の可能性を持っているということかな。 壮大なフランスの土地を舞台に6カ国もの国を跨ぎ、世界中の人々が沿道に満ち溢れ、TVの前で観戦したりと世界中が熱く熱を持っていたと思う。 選手たちはその応援に応えるかのように刹那な走りをして皆輝いていたと思う。 小さな頃から想い描いていたツール。 ものすごい声援の中、長く連なる人垣の間を自転車で走り抜ける。 毎日が本当に楽しかったし、夢のようだった。 本当にツールに出場出来て良かった。 そして何よりも最高に幸せな気持ちになれた。 最低限の目標だったパリまで走破出来たこと。 自分に与えられた仕事をしっかりこなせたこと。 自分の力を信じて自ら勝負に出てて強豪スプリンター相手に勝負出来たこと。 そして、最終日パリはシャンゼリゼで逃げられたこと。 この最後の夢の舞