社会がより複雑化した21世紀に入り、デザインも大きな変化を遂げています。絶え間なく消費される「新しさ」を生むデザインとは異なり、社会に対する人々の意識に変化を与えるデザインが、今より重要性を増しているといえます。本展は、そのようなデザインの実践に焦点を当て、高度に情報化された現代社会の様々な要素や出来事を取り上げ、私たちの手にとれる形にデザインして届ける国内外のデザイナー、アーティスト、建築家、21組の表現を紹介します。領域を横断して活動する彼らの表現は、私たちが生きる世界を独自の視点と方法で読み込み、時には思いがけない発想で、普段とは異なる手触りをもたらします。視覚だけでない、より総合的な身体的体験を通じて、既存の知識体系や情報伝達のあり方を問い直し、私たちがより能動的に世界と関わる方法を探るきっかけとなることを、この展覧会は目指します。 世界の捉え方が変わってしまうような驚きの体験は、
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