ムカシトカゲのヘンリー。111歳で父親になった=サウスランド博物館のHPから 「生きる化石」といわれ、世界最高齢のムカシトカゲのヘンリーが111歳で父親になった、とニュージーランドのサウスランド博物館が発表した。メスのミルドレッドが産んだ12個の卵から11匹の赤ちゃんトカゲが誕生した。 チュアタラと呼ばれるムカシトカゲは、ニュージーランドにしか生息しておらず、今は5万匹程度と言われる。ヘンリーも絶滅の危機から救うための保護活動の一環で捕獲された。現在、博物館には72匹が飼われているという。 AP通信や米CNNなどによると、ヘンリーは70年代に保護されたが、メスの尾をかみちぎるなど攻撃的で気むずかしく、博物館でも繁殖には不向きと見ていた。しかし、02年に生殖器の腫瘍を取り除いたところ、性格も穏やかになった。繁殖行動も示すようになり、博物館に来て30年で初めての交尾成功だった。 産卵し