オリンピックイヤーとなる2020年。製薬業界では4月に薬価改定が行われ、21年度から始まる毎年改定に向けた議論が本格化します。米国で2億円の価格がついた遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」の承認によって高額薬剤をめぐる議論の再燃が予想される一方、国内初となる治療用アプリの保険適用で「デジタルセラピューティクス(DTx)元年」となりそうです。 4月の薬価改定 4.38%引き下げ 今年4月に行われる薬価改定は、薬剤費ベースで4.38%の引き下げとなることが決まりました。過去の改定に比べると引き下げ幅は小さくなっていますが、昨年10月の消費増税に伴う改定でも2.40%の引き下げが行われており、製薬企業にとって厳しい改定となることに変わりはありません。 同じく4月に行われる薬価制度改革では、新薬創出・適応外薬解消等促進加算の企業指標に革新的新薬の収載実績の有無などが追加されるものの、現行の仕組みは基本的に
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