近田 「『DATAFILE.JPN』。 データから、今、日本で何が起きているかが浮かび上がります。 『おはよう日本』では、人口動態調査などのデータを読み解き、社会の実相を明らかにするシリーズをネットとも連動してスタートします。」 和久田 「第1回のテーマは、『女性が消える社会』。 いったい、何が起きているのか。 まずは、こちらのデータからご覧ください。 こちら、皆さんもよくご存じの出生数の減少を示すデータです。 第2次ベビーブーム以降、右肩下がりが続いて、人口減少に歯止めがかからない状態が続いています。 では、これを別の角度から見ます。 こちらは全国47都道府県ごとの出生率を示したものです。 グラフが短い上の方ほど出生率が低いことを意味しています。 見てみますと、東京や京都、北海道も含まれていますが、埼玉、神奈川と、主に都市部で低く、そして地方では比較的高い傾向にあります。 つまり、都市
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2013年12月09日 (月)広がる仮想通貨"ビットコイン" いま、インターネット上の「謎の通貨」に世界の注目が集まっています。「ビットコイン」と呼ばれる仮想通貨です。このビットコイン、もともとは、インターネット上でやりとりされるデータの一種で、それ自体にはなんの価値もありません。しかしそのビットコインが、いま、投資の対象となり価格が急騰しています。背景にあるのは、ヨーロッパの経済危機など、世界経済への信用の低下。現実の通貨よりも、仮想の通貨を選ぶ人が現れているのです。 東京・渋谷の繁華街。ここで、仮想通貨の取り引きが、行われていました。喫茶店で20代の男性がアメリカ人に現金30万円を手渡して、ビットコインを購入したいと持ちかけました。手続きは、スマートフォンでわずか1分。30万円はネットの世界の2.6ビットコインに変わりました。 ここ
国立環境研究所持続可能社会システム研究室長 亀山康子 今年もあとわずかですが、昨年にも増して、異常気象が目立った一年でした。 数年前まで国内で聞いたことがなかった竜巻が各地で観測されるようになり、住宅などへの被害がありました。台風や集中豪雨による土砂崩れでは、人命までが失われました。夏の猛暑は厳しく、6万人近くの方が熱中症により搬送されました。 これらの異常気象は、多くの場合「自然災害」として議論されました。しかし、本当に人間にとって未然に防ぐことができない自然災害なのでしょうか。私たちが努力すれば被害を減らすことができる「人災」だったらどうでしょう。今日は、異常気象を増加させていると考えられている地球温暖化についてお話させていただきます。 これまで、人間活動が原因という説に懐疑的な主張も聞かれていましたが、そのような意見はますます少数派となってきています。 地球全体の平均気温で見れ
ここに注目です。 ほぼ11年周期で活動が活発になったり弱まったりする太陽は、今年がピーク。しかしいまだに活動が鈍い状態。地球への影響はどうなのか、水野倫之解説委員にききます。 Q:太陽、今どうなってる? 黒点は強い磁場ができている場所で、活動が活発になるほどたくさん出る。 今年再びピークの年だが例年の半分程度しかなく低調。 その証拠に、活動が活発だと太陽からの粒子で地球に磁気嵐が起きやすくなるが、今年は非常に少ないことも確認されてる。 Q:活動が低調だと地球に何か影響? A:まず良い点。 磁気嵐がひどいと地上の送電網に異常な電流が流れて大規模な停電が発生したり、 人工衛星が故障したことがあったが、そういったトラブルは心配しなくても良さそう。 Q:では、良くない影響は? A:よく似たケースが17世紀後半に。 活動が徐々に弱まった後、70年間黒点がほとんど現れず、極端に停滞。
(上條) ここに注目! きょうは、新年らしく夢のある挑戦についてです。 菊地解説委員です。 どんな挑戦ですか。 コンピューターに小説を書かせようという、SFの世界のような試みです。 上條さんは、星新一さんの作品を読んだことがありますか。 (上條) 読んだことないです。 (菊地) 星さんは16年前に亡くなりましたが、400字詰めの原稿用紙で10数枚程度の ショートショートと呼ばれる独特の短い小説で人気を集めました。 この星さんのような短い小説をコンピューターに書かせようというのです。 (上條) なぜ星さんの作品なのですか。 (菊地) 星さんは、1000作品余りと、数多くのショートショートを書きました。 それらの作品は、起承転結があり、最後にオチがついて終わるなど、小説のプロット、 構造が分かりやすいという特徴があります。 このため、その構造をはじめ、使われてい
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季節は本格的な冬に向かっていますが、この時期にも食中毒に注意が必要だということです。 特に今年は食中毒の一つであるノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行が心配されています。 谷田部解説委員に聞きます。 今朝のニュースでも、ノロウイルスなどが原因で起こる感染性胃腸炎の流行が心配されるので注意を呼びかけていました。 食中毒というと夏場のものと考えがちだが、1年中、注意が必要。 冬は寒いから安心ということはありません。 これは去年一年間の食中毒の発生状況をグラフにしたものです。 岩渕:夏場から秋口がピークですが、冬も決して少ないということはないんですね。 件数で見ると、これは発生件数ですけれども、今度は患者の数で比較してみます。 すると、どうですか、冬の方が患者の数は多くなっています。 Q2:なぜなんでしょうか 当然、一件あたりの患者の数が多くなっているからです。 患者の内訳をみる
東日本大震災で大津波警報が出された茨城県の大洗町は、「避難せよ」などの命令調の表現を使って、防災行政無線で住民に避難を呼び掛けていた。さらに放送内容を次々と差し替えて、長時間にわたって放送を行っていた。この大洗の防災行政無線の放送について、ことばや表現の面から報告するとともに、津波避難を促すのにどのような効果を与えた可能性があるのか、心理的な働きの視点などから考察する。 「緊急避難命令、緊急避難命令」。 「大至急、高台に避難せよ」。 これらは3月11日の東日本大震災で大津波警報が出された茨城県大洗町が、住民に避難を呼びかけた防災行政無線放送の「命令調」の文言である。東日本大震災では沿岸部に巨大津波が押し寄せ、東北地方を中心に大勢の死者・行方不明者が出た。茨城県では津波によって6人が亡くなったが、茨城県大洗町では、4メートルを超える津波に襲われながら、津波による死者は1人もなかった。津波の規
<< 前の記事 | トップページ | 2011年08月24日 (水)ここに注目! 「被災地からの転校生に配慮を」 (鈴木キャスター) 多くの地方で、今週から来週にかけて2学期が始まりますが、原発事故の影響への不安から福島から県外に転校する小中学生が相次いでいます。どういう対応が必要なのでしょうか。早川解説委員です。 Q1.そろそろ2学期ですが、被災地からどれぐらい転校しているのですか? Q2.そうした転校生の受け入れは十分なのでしょうか? A2.それが課題です。受け入れ側の各地の教育委員会では、転校生のいる学校にスクールカウンセラーを派遣するなどして「心のケア」に重点を置いて対応してきました。もちろん「心のケア」は大事ですが、案外抜け落ちているのが、学習支援です。 Q3.それはどういうことなのですか? A3.この夏休み、転校生を対象に学習会を開いたボランティアの人に話を聞きますと、学習
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2011年05月23日 (月)時論公論 「放射性物質の除染を急げ」 東京電力福島第一原子力発電所の事故から2カ月余りが経ち、放射性物質による深刻な環境の汚染が明らかになってきています。 きょうはこの汚染を直視しつつ、住民のためにどのようにして汚染を取り除いていけばよいのか、考えてみます。 半減期が30年と長い放射性のセシウム137による汚染地図、北西方向に汚染が広がっていることが分かります。 これに半減期が二年のセシウム134による汚染を加えて、放射性セシウム全体による汚染地図です。赤い色はもっとも汚染濃度の濃い1㎡あたり三百万ベクレル以上、黄色は百万ベクレルから三百万ベクレル、緑色のところは六十万から百万、水色のところは三十万から六十万です。 福島市など中通りにも汚染地帯が広がっています。 この汚染の状況をチェルノブイリ後の汚染地図と
119番不具合 誤接続が原因 1月7日 18時26分 5日、東京消防庁の119番通報が4時間半にわたってつながりにくい状態が続いた原因について、東京消防庁は、指令室のコンピューターにつながるケーブルが誤ったところに接続されていたため、システムが停止したと発表しました。 この問題は、5日、東京消防庁の119番通報のシステムに不具合が起きて、都内のほとんどの地域で4時間半にわたって119番がつながりにくくなったものです。これについて、東京消防庁が7日に記者会見を開き、「都民に大変な迷惑をかけ、不安を与えたことをおわびします」と謝罪しました。そのうえで、原因について、東京・千代田区にある119番通報を受ける指令室で、コンピューターにつながるケーブルが誤ったところに接続されたことで、通報を受けた際に自動的に出動させる部隊を決めるシステムが停止したと発表しました。このケーブルは、データを送受信する機
きょう、東京海洋大学でおこなわれた、さかなクンの記者会見の全文をご紹介します。 さかなクンの真摯で飾り気のないお人柄がよく表れた会見でした。 皆さん、おはようございます。 このたび富士五湖のひとつである西湖で、さかなクンと西湖の周辺の漁協のご協力でクニマスの生存が確認されました。本学は海洋生物、絶滅危惧種をできるだけなくす、できれば復活させたいという思いで研究していますので、そのひとつとしてさかなクンのお仕事は、大変われわれに勇気と教訓を与えてくれたと私は思っております。 田沢湖を教訓にして、是非海域・水域の保全に努める努力をするひとつの教訓を与えてくれました。さかなクンの地道な努力が「ある成果」を見せたと思っています。さかなクンにつきましては、本学の館山にあります水圏教育研究所に彼の研究室を持って研究していただいています。環境汚染の問題や温暖化の問題がございますが、各地で変わった魚、それ
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