島でもカシノナガキクイムシにやられて,立ち枯れしつつあるシイ,カシ類がぽつぽつ目立ち始めている。去年は余り気がつかなかったのだが,既に,酷いところでは,こういった形でやられた枯死木(樫枯れ)はかなりの常在度だ。 枯れゆく個体は,このように養菌性キクイムシに穿孔され,孔だらけになっている。現在日本のあちこちで問題になっているが,こうやって腐朽菌が侵入し,やられていくのだ。 この時期は,本当にリンゴのようなヤクシマツバキの実が落ちている。成熟する前に落とされている実は,堅果(ドングリ)などでは,樹木の方の反応で一部はシギゾウムシsp.の産卵,幼虫の加害などのストレスにより,果実を成熟させる前に切り落とされたりする傾向があるような気がしている。全くの思いつきというわけではなく,堅果については実際に初期落下堅果でのシギゾウムシsp.の寄生率は高い傾向はあるようだ。それが何を意味するのか,樹木側の対