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  • 小林 万里 先生 :: 農学のトビラ

    現在は大きく二つのテーマで研究を進めています。まず一つ目は「アザラシの存在がその地域を活性化する生態系管理を目指す」というもので、長きにわたりベースにしてきた取り組みです。そもそもアザラシは沿岸生態系の高次捕者であり、分布の南限は北海道で流氷を利用することから、環境変動の影響を受けやすい海洋のモニタリング種になっています。これまで、彼らの生態系変化を明らかにし、同時にアザラシによる漁業被害の実態調査や防除方法の検討に携わってきました。 おそらく皆さんにとってアザラシは、動物園の可愛い人気者という印象があるでしょう。しかし北海道に生息する野生のアザラシは、沿岸漁業の網の中の魚をい破る害獣という位置付けになっています。漁業はこの地域の基盤産業ですから、人の営みとアザラシの間に大きな軋轢が生じ、個体数管理を行っている状況です。 しかしその一方で、アザラシの糞尿や死体の有機態窒素が無機態に分解

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