色気がないないと言われ続けた大学時代。 「お前の声すごく綺麗なんだけど……色気がないんだよな」 「そこで振り向いてみ?……ダメだ。全然色気ないんだけど」 「あなた、宗教曲はすごく似合ってるけど、恋の歌はやめた方がいいわ。……まだ色気が足りないみたい」 歌の師匠や演出の先生をはじめとする音楽仲間ににこう言われる日々。 日常生活を振り返ってみても「色気がない」と言われたことこそないもの、言われたことのある褒め言葉に色気と縁のある言葉はなかった。 色気は私には縁遠いのかも…… ということを悩んだ時期もありましたが、20代半ばに差し掛かってもこんな調子。 人は慣れる生き物です。 「色気がない」ことに私は慣れきってしまいました。 しかし、私は色気を獲得したようなのです! 「色気がある」って褒められた その実感は、先月の演奏会にて。 演奏会の後、お客様に話しかけられました。開口一番 「あなたの声いいわ
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