「派遣村」、寝場所を厚労省に再要請 講堂5日で期限2009年1月3日21時35分印刷ソーシャルブックマーク 「派遣切り」などで仕事と住居を失った人に寝場所と食事を提供する東京・日比谷公園の「年越し派遣村」をめぐり、労働組合や市民団体でつくる実行委員会は3日、厚生労働省に、同省が緊急開放した講堂の使用期限となる5日朝以降の寝場所や食事の確保などを要請した。 厚労省が2日に開放した講堂で一夜を明かしたのは約250人。元派遣社員の男性(39)は「足をのばせて寝られてよかった」と、ほっとした表情を見せた。だが、先月半ばで派遣契約を打ち切られ、所持金は1千円程度。「5日以降のことは考えていない。頭が真っ白の状態で、今は不安しかない」と話した。 厚労省の講堂は2日夜時点でほぼ満員。3日に入村した80人以上の人たちは公園内のテントに入っているが、4日も村民が増えれば、収容しきれなくなるおそれがある。 ま