https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1130063636 河合曽良は信州の下桑原村出身(長野県諏訪市)です。延宝7年(1679)に江戸に上がり、ほどなく芭蕉に入門しています。「奥の細道」の旅では曽良は「金庫番」の役割を担っていたようです。 芭蕉には忍者説がありますが、俳諧に没頭した芭蕉が幕府の隠密だという説は、近年の研究ではほぼ否定されています。しかし、曽良こそが幕府の密命を帯びていたのではないかという説があります。 芭蕉に比べ事務処理能力に優れ、地理にも詳しい曽良の方が、よほど隠密には適任とのことです。奥州へ旅立つ直前に突然、門弟の路通から曽良へと同行者が変更されたことも、そうした曽良の能力が買われてのことだともいわれています。曽良は宝永7年(1710)、幕府の命で各地の地理や民情を調べる諸国巡検使に抜擢され