静岡県浜松市で、太平洋戦争当時のものとみられる不発弾を海岸に運んで爆破する処理が、新幹線の運転を一時見合わせるなどして行われ、夕方、無事に終了しました。 この不発弾は去年10月に浜松市内のJRの工場で見つかったもので、重さおよそ860キロで、太平洋戦争で使われたアメリカ軍の砲弾とみられています。 不発弾の信管は取り外せない構造になっていたことから、浜松市と自衛隊は4キロ離れた海岸に運んで爆破処理を行うことを決め、まず、午前中に不発弾を移す作業が行われました。 この作業に伴って、移動経路の周辺に住むおよそ1万人に避難指示が出され、12か所の避難所におよそ190人が避難しました。 また、鉄道や道路も規制され、東海道新幹線は浜松と豊橋の間の上下線で一時運転を見合わせ、32本が最大で1時間遅れるなど、1万4000人に影響が出ました。 そして、海岸に運び込まれた不発弾は穴に埋められたあと、6メートル