石油情報センターが24日発表した石油製品市況の週間動向調査によれば、22日時点のレギュラーガソリンの全国平均店頭価格は、前週に比べ1リットルあたり0・4円安の180・9円と2週連続で下落した。全国では34都道府県で値下がりした。ガソリンの高騰で消費者の節約意識が高まるなか、販売量確保に向け、値下げするガソリンスタンドが増えたためとみられる。 レギュラー以外の全国平均価格は、ハイオクガソリンが0・4円安の191・8円、軽油が0・1円安の163円ちょうどだった。 ガソリン販売の低迷で店頭価格は全国的に値下がり基調だが、原油高を受け、新日本石油など石油元売り各社は8月出荷分の卸価格を1リットルあたり6円程度値上げする見通し。 ただ、元売り各社の来月の卸価格の値上げが、店頭価格に浸透するかは不透明。足下のニューヨーク原油先物相場の下落で、9月から卸価格が値下がりに転じる公算も高いためだ。 先行きの