この10年、ずっと詩のことを考えながら小説を書いていた。ねじめ正一インタビュー Interview: PCT編集部 { READ }
言葉とリズム Text: 青柳拓次 Takuji Aoyagi 2001年、京都にある精華大学にて『言葉とリズム』についてレクチャーをすることがありました。20世紀中に起った"詩と音楽の出来事"、そしてその背景とストリートカルチャーの関連について、歴史的な映像とCDを流しながら、随分と時間をオーバーしつつ、TOWER RECORDS bounce誌編集長ダイサク・ジョビン氏と話をしたのです。レクチャーの後は、トランクルームというカフェに移動して、オープンマイク『WORDS MEETING』というイベントを開催しリーディングの夜を楽しみました。その場所で以前、東京のBOOK WORMがリーディング・ツアーを行ったこともある馴染みのあるお店です。 さて、ここからはレクチャーの中でダイサク氏がトイレに行っている間、少しだけ触れた私自身の制作方法について、書いてみようと思います。 私の制作法は、純
左:鈴木ヒラク 右:五所純子 これまでインスタレーションやライブ・ペインティングなど多彩な活動を続けてきたアーティスト・鈴木ヒラク。辞書のような、あるいは『2001年宇宙の旅』のモノリスのようなフォルムを持つ処女ドローイング集『GENGA』は、〈記憶〉というテーマを、1,000枚の記号の積み重ねにより表現。めくるめくイメージの連続で手にした者の時空の感覚を狂わせるフシギな〈物体〉だ。今回行われた文筆家・五所純子との対話は、GENGO(言語)とGINGA(銀河)のあいだに浮かぶGENGA(原画)の謎に迫る、願ってもないサブテキストとなった。 道路がいちばんのインスピレーション(鈴木ヒラク) 鈴木ヒラク(以下、鈴木):おれが600枚くらいのドローイングを港千尋さんに見てもらったとき、「これは言語化できないね」って笑いながら言われたんです。「すごい面白いと同時に怖い、言語化できないものは怖い」っ
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