ライターの書棚に何より必要なのは、さまざまなレファレンス(参考)用書籍である。 「調べものならネットで検索すればいい」と思う向きもあろうが、ネット上の情報は玉石混交で、おいそれと鵜呑みにできないこわさがある。 また、「事典のたぐいは総じて高価だから、買うのはもったいない。レファレンス書籍には図書館であたればいい」と思う向きもあろうが、ライターたるもの、最低限のレファレンス資料は自分で所有すべきである。「図書館に行く時間すら惜しい」という状況にしばしば出くわすのがライターだし、図書館が開いていない時間帯だって長いのだから…。 ここでは、私がつねづね愛用しているレファレンス資料を40点選んでみよう。ライターなら、全部買い揃えても絶対に損はない。 1.『広辞苑』(岩波書店) 説明不要。べつに『広辞苑』でなくてもよいのだが、私は高校時代からこれを愛用している。ライターでありながら、この種