ホンダの山本芳春取締役専務執行役員は10月24日、都内で報道陣の囲み取材に応じ、度重なるリコールについて「複雑な新機構に対しての知見が不足していた」とした上で、社内体制や品質評価基準の見直しで再発防止に努める考えを示した。 主なやりとりは以下の通り ----:リコールが度重なった原因は 山本専務(以下:敬称略):複雑な新機構に対しての知見が不足していたことが問題だった。ある特定の作動状態でノイズが発生してエンジンが止まるという現象は、これまでの市場に出した車でいうと発生確率は0.0039%。それを通常の開発中にとらえることが大変難しかったというのが反省点。もっと熟成が必要だった。 ----:再発防止策は 山本:ホンダ四輪事業本部に品質改革担当役員を設けるとともに、(研究開発部門の)本田技術研究所の副社長を兼務することで、品質保証体制を強化していく。 ----:自らが社長を務める本田技術研究