日本と国交もなく、情報がほとんど入ってこない北朝鮮。9月には相次いでミサイルの発射実験を行い、日本との関係はもちろん、国連の安全保障理事会が緊急会合を開くなど国際的に緊張感が高まっている。10月19日午前にも北朝鮮から発射された弾道ミサイル2発が日本海に落下した。 そんななか、10月22日に北朝鮮国内の人権状況を調査している国連の特別報告者が記者会見で、北朝鮮で食糧が不足し、子供や高齢者が飢餓に陥るおそれがあると指摘した。北朝鮮では新型コロナウイルス対策で国境を封鎖したことで、申告な物資不足に陥っているとみられている。 こうした北朝鮮の事情を知る上で、貴重な情報を持つのが、現地で生活しており、現在の日本に約200人いるという「脱北者」だ。 「いま、北朝鮮は新型コロナウイルス対策といって陸海空を封鎖していますが、私がいた“一番ひどい頃”と同じような状況になっているのを国際社会に隠したいだけで