「自分の仕事の結果が、お客さんの大きな拍手で返ってくるのが喜びです」と語る床坊さん 1972年2月、珠洲市生まれ。静岡大学教育学部卒業後、94年に財団法人県音楽文化振興事業団に職員として就職。以来、一貫してOEKのマネジメントを担い、2009年からチーフマネージャーに。 オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のマネジャーになって16年目。県立音楽堂(金沢市)で年20回の定期公演、全国公演を合わせると年110回ものコンサートをこなすオケの屋台骨を支える一人だ。「団員が40人と小回りが利くので、旅の仕事がかなり多い。この1週間、大阪、神戸、九州とずっと出張でした」と笑う。 中学、高校と吹奏楽部でトランペットを吹き、音楽教育を専攻した大学では学生オケに所属。活動の中で、オケが舞台に立つまでをサポートする裏方の仕事に興味を抱いた。 就職のため地元に戻った際、教師になることも考えたが、OEKの