矢野経済研究所は1月17日、国内のソーシャルゲーム市場に関する調査の結果を発表した。調査によると、2011年度の国内ソーシャルゲームの市場規模は前年度の1.8倍となる2570億円で、2012年度は同1.3倍となる3429億円に拡大する見通しとなった。 現在、大手ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で提供されているソーシャルゲームは4000タイトルを超える氾濫状態にある。だが、「版権もの」と呼ばれるIP(Intellectual Property:知的財産)タイトルを中心とした売れるものと、売れ難いものとに二極化しているという。コンシューマーの人気タイトルを移植したゲームや有名キャラクターを起用した新作ゲームなど、知名度の高いIPタイトルを有する大手ゲームパブリッシャーに有利な市場環境になっているようだ。 課金収入は現時点ではフィーチャーフォン経由が大半を占め、スマートフォン経由は全