講談社現代新書の『ベートーヴェンの交響曲』を読んだ。 本書は現役の指揮者、それも気鋭の金聖響さんによるベートーヴェンの交響曲の解説・鑑賞ガイド本だ。 音楽評論家でスポーツライターの玉木正之氏が、指揮者の金聖響さんに尋ねるという形式をとっているため共著となってはいるが、本編の交響曲の解説は全て金聖響さんによるものである。 ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書) 作者: 金聖響,玉木正之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/16メディア: 新書購入: 6人 クリック: 19回この商品を含むブログ (29件) を見る ≪目次≫ 第1番ハ長調 作品21 「喜びにあふれた幕開け」 第2番ニ長調 作品36 「絶望を乗り越えた大傑作」 第3番変ホ長調 作品55 『英雄』「新時代を切り拓いた『英雄』」 第4番変ロ長調 作品60「素晴らしいリズム感と躍動感」 第5番ハ短調 作品67 「完璧