「日々更新したい」と言いつつ、前回の更新から2年以上も経過してしまいましたね。すっかり、マニュフェストを破っている模様です。 さて、更新をサボっている間に、高森顕徹先生の新刊が出ていました。 1万年堂出版発行で「歎異抄をひらく」という本です。 「歎異抄」は、古典の中でも「方丈記」や「徒然草」と並んで“三大古文”と言われ、美文としても親しまれています。また、仏教書でも最も多くの人に読まれています。そう、この「歎異抄」は、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の仰ったことが書かれているということでも有名です。 しかし、その歎異抄は世に知られるようになってから100年も経ってはいないらしい。私は、もともとは浄土真宗の門徒ではなく、中学時代に日本史の授業で鎌倉仏教も習っておきながら、「浄土真宗」と「親鸞」というキーワードが一致しなかったくらいの歴史オンチで、「歎異抄」という書名も知らないくらいの無学っぷりでし