近畿大学とTDCソフトウェアエンジニアリング㈱はこのほど、AIを用いてアクティブ・ラーニング(AL)での学生評価を支援し、教員の業務負担軽減を実現するための共同研究を開始した。教育の質的転換で増大傾向にある教員の負担を軽減し、学生により質の高い教育を提供するのがねらい。 AIは、自然言語解析技術を用いて学生のコミュニケーションや学習意欲を分析・評価する。オープンソースの学習管理システムである「Moodle(ムードル)」を用いて学生のグループワークを管理し、チャットでのコミュニケーションなどをAIが分析。研究を通して学生評価を支援するシステムの構築を図る。 研究は、同学経営学部経営学科・商学科の授業「情報倫理」(担当教員:鞆大輔准教授、受講者:1年生約300人)で実施する。ALを行い、グループワークでのチャット上のやりとりなどを収集し、AIが分析。学生評価の支援システム構築に有効かどうかの検