大学入試センター試験に代わって2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の英語について、国立大学協会(国大協)が23年度までの4年間、国立大の受験生に民間試験と現行のマークシート式試験の両方を課す方針を決めた。来月開かれる総会で正式決定する予定だが、受験生の負担は大きくなるため、高校側の反発が予想される。 共通テストの英語は4技能(読む・聞く・話す・書く)を総合的に測るため、英検やTOEFLなどの民間試験を活用し、高校3年の4~12月に受ける。ただ、制度変更による受験生や大学への影響を考慮して文部科学省は7月、23年度までマーク式も1月に実施することにした。