2014-06-30 謎の「文章力」の話 文章力という謎の言葉に支配されている。文章力を振りかざすものは苦しむ民の訴えを聞かない。流麗な言葉遣いで下卑た民を嘲り、論破という塔に閉じこもり下界を見渡して「どうだ俺の文章は素晴らしいだろう」と口八丁な文章を撒き散らす。 というのは冗談だけど「文章力」に支配されている人が多いなと思うのは本当。「文章力がある」っていうのは少しでも文章を書く訓練をしてきた人からすると「具体的に文章を褒められていないので素人判断で適当なことを言っているのだろう」と思ってしまう。似た言葉に「達筆」「歌姫」「機械に強い」などがある。こういった言葉はガチでその趣味を向き合っている人にかけると嫌味に取られてしまうのでなるべく使わないほうがいいと思う。 そもそも「文章力」って何だろう、と思う。文章にもいろいろな種類があるのでステージによって必要な能力は変わってくる。学術的論文と