年度末には、今年の10大ニュースとかヒット曲トップ10とか、今年の重要な出来事を振り返る企画が多くなるのですが、こちらはあまり楽しくない話題かもしれませんが、Scientific American のニュースで「今年、科学の専門誌で取り下げられた重要論文」というタイトルの記事がありましたので、ご紹介します。 まあ、論文の取り下げ自体はそれほど珍しいことではなく、著者たちによってすでに発表された論文に間違いが発見されたなどという理由で有名雑誌でも何百という論文が取り下げられています。 しかし、発表された時にマスコミを賑わせるような事件や大発見として、その内容が社会的に広まり、場合によっては多くの人の行動に影響を与えるようなインパクトを持った論文が取り下げられるということになる場合には、、「間違ってました」では済まない影響が論文の取下げ後も社会的影響を与え続けることがあります。 有名な所では、
学力の程度を示すときに「高校卒業程度の知識」と書かれていることがあるんだけど、これっていったいどれぐらいのレベルなんだろうか? そう思ったのは「キッズサイエンティスト」のヒッグス粒子の説明が難しすぎて挫折する人多数だったのを twitterにて見かけたこと。これでキッズは詐欺だよな (^_^; どうやら人間には「自分にできることは簡単なことで、できないことは難しいこと」だと思う認知バイアスがあるようで、例えば「初段になるための将棋勉強法」には「誰でも初段になれる」なんて書いてあったりする。さすがにそれはないだろうと思う。(本自体は良い本です。お勧め)。 高校卒業程度ってどれぐらい?原発事故以来、放射線関連でも「高校卒業程度の物理の知識があれば理解できる」という説明記事があったけど、それがめちゃくちゃ難しかったりする。たぶん、書いている側からすると基本的かつ当たり前の、高校時代に習った知識な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く