この本に取り上げられた隕石製の仏像がチベットで作られたものでないことは、チベット美術史を専攻する学者がすべて一致して認めているところです。本の中で言及されている私の論文 "The Lama Wearing Trousers” (pdfがウエブ上にあります)が2012年に出版される以前にも、あるいは以降にも、この仏像がチベットで作られたと推測するチベット美術の専門家一人もおりません。更に、この隕石製の仏像は、1930年代のナチス・ドイツのチベット探検の将来品ではありません。現在では、これがロシアから輸入されたものであることが明らかになっています。この点については、Isrun Engelhardt先生が2014年の国際仏教学会(ウィーン大学)で発表しています。この口頭発表に基づく同先生の論文も近々出版される予定です。この件についてご質問がありましたら、いつでも私に連絡して下さい。 金沢星陵大学
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く