今月6日には、トルコのメブリュト・チャブシオール外相がドイツを訪問し、ジグマール・ガブリエル独外相と2国間関係の改善を約束したばかり。両国は北大西洋条約機構(NATO)に参加するものの関係は近年急激に悪化していた。 ドイツでは一部の政治家が、戦車の更新に関する承認手続きを一切中止するよう求めている。19日には、軍需企業ラインメタル社製の戦車「レオパルト2」を、爆発物への防御力をより高めた型式に更新したいというトルコ側の要請を、ドイツ政府が承認する可能性が報じられた。
いまトルコについて考えることは本質的なことである。 トルコについて考える経験を通じて、自由民主主義を奉じる先進諸国に生きる人々は、自分たちの暮らしがどんな基盤に拠って立っているのかを理解する。それはひどく脆弱な基盤であり、少しの変化で動揺してしまうほどのものだ。 そして、いままさにその基盤が危機にさらされようとしている。 直接的に言えば、今年の3月に結ばれたEU-トルコ間での合意によってトルコ経由でのEU諸国への難民流入が大きく抑制されていたのだが、その合意自体が現在危機に瀕している。 Migrant crisis: Turkey threatens EU with new surge - BBC News トルコ大統領「移民に国境を開放」、加盟交渉渋るEUに脅し | AFPBB News この記事ではその危機について書いていく。 「EU-トルコ間合意」の成立と動揺 難民の「ダム」としての
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