刈谷市住吉町の市中央図書館は、市指定の有形文化財「村上文庫」など、江戸時代を中心に印刷されたり、筆写されたりした約2万7千冊の古書の画像をインターネットで閲覧できる「古典籍データベース」の公開を始めた。 村上文庫は、刈谷藩の藩医で国学者の村上忠順(ただまさ)(1812~84年)が中心となって村上家で購入するなどした古書群。全ページが画像化され、書名などを手掛かりに検索もできる。以前から研究のため全国各地から閲覧に訪れる人がおり、近藤俊幸館長は「画像の公開で利便性が高まる。研究などに活用してもらえたら」と話す。...