文:高栖匡躬 犬猫の飼い主が見た加計学園問題の3回目です。 前回の2回目は、医療現場の実数値から、動物病院の収支を推測しましたが、今回は一般に公開されている統計データを使って、それを行ってみたいと思います。前回と今回の推測値を見較べる事で、色々なことが見えてきます。 以下、面倒な計算の記述は、黄色の枠内に納めています。どんな計算をしたのか、興味のある方は読んでいただき、そうでない方は結果だけ、ご覧になってください。 尚、計算に用いる母数は、第1回目と2回目の記事に記載した下記の数字を用います。 平成28年 一般社団法人ペットフード協会調査より ・犬の飼育頭数は9,878千頭、猫は9,847千頭 平成25年~平成28年 同調査より推定 ・犬の通院回数 4.44回、猫の通院回数 2.21回 平成28年 農林水産省調査より ・全国の動物病院の数は11,675施設 ・犬猫に対応する獣医師は 15,