この前、「なんか(N)、合点がいかない(G)、ネットワーク(N)」なんて話を書いたが、最近ますますNGN熱が高まってきたようだ。NECや日立製作所など通信部隊を持つベンダーが相次いでNGN事業戦略を発表したのはもちろん、日本IBMや日本オラクルなど外資系のITベンダーもNGN商戦への参入を表明し、NTT詣でを繰り返しているようだ。 もちろんベンダーのこうした動きは、NTTが来年度からの商用化をにらんで、今年末からNGNのフィールドトライアルを開始することを受けたものだ。NGNは巨大なIPネットワークなので、ネットワーク機器はもちろん、サーバーやストレージ、ミドルウエアなどに膨大な投資が必要になる。NTTグループをはじめ通信業界向けのIT市場が大きく膨張するわけで、ベンダー各社の舌なめずりの音が聞こえてきそうである。 ただ、IT屋から見たNGNの本当の面白味は、これではない。何と言っても魅力
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