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2011年10月17日のブックマーク (2件)

  • 米国各地で起こっている反ウォールストリートの暴動に思うこと - Willyの脳内日記

    先週末は、世界各地で経済格差や大手金融機関に対する抗議デモが行われた。 シカゴでは175名もの逮捕者が出たようだ。 もちろん、内情を知っていながら目先の利益(そして自らの報酬)のために 高リスクの商品を買ったり、転売することを指示した金融機関の経営者は 法の下で公正に裁かれなければならない。 しかしアメリカの経済の仕組みをある程度理解した上で考えると、 こうした大規模なデモですら非常に虚しく感じられてしまう。 アメリカは対外純債務国であり、年間のGDPの約17%に相当する 対外純債務を抱えている(2009年現在)。これより多額の対外純債務を 抱えるのは、先進国では今話題のPIGGSとオーストラリア、 ニュージーランドしかない(国別対外純債務のGDP比率)。 マスコミはXXの一つ覚えみたいに政府債務のGDPを取り上げるが、 対外純債務のGDPの方が、よほど債務履行能力との相関が高い。 こうし

  • なぜ1000年に一度の天災を考慮する必要があるのか

    (追記)誤解している人が多いようだが、3月11日の地震+大津波は、日全体で見れば決して1000年に一度しかないまれな天災ではない(日全体で見れば、100年に2〜3度は起こると覚悟しておいた方が良い)。これは百歩譲って、それぞれの原発に、1000年に一度程度、原発の設計で想定している以上の天災が起こり、それがシビアアクシデントに繋がると仮定した場合の計算である。 ある原発がある年に「1000年に一度の天災」に襲われる確率 1/1000 = 0.1% ある原発がある年に「1000年に一度の天災」に襲われない確率 100% - 0.1% = 99.9% ある原発が40年間の間一度も「1000年に一度の天災」に襲われない確率 99.9% ^ 40 = 96.1% 54基の原発がどれも40年間の間一度も「1000年に一度の天災」に襲われない確率(追記:もちろん、それぞれの事象が独立していると仮定