広瀬隆雄「新興国投資情報レポート」へ戻る 今日のまとめ インド準備銀行はそろそろブレーキを踏むことを考え始めている 焦付きに対する引当比率の引き上げ指導が開始された 銀行側は積極的な経営姿勢を維持している 次々にバブル防止策を打ち出すインド準備銀行 春先の総選挙で与党連合が圧勝して以来、世界の事業会社や機関投資家はインドに熱いまなざしを向けています。選挙結果が判明した翌月曜日の立ち合いでムンバイ市場は+18%もの暴騰を演じたにも関わらず、その後も押し目らしい押し目も無いままにずっと堅調な相場が続いてきました。しかしここへきてそうしたインド・ブームも少し不都合な事の方が大きくなり始めています。 そのひとつは為替です。インド・ルピーは去年のリーマン・ショックの後のリパトリエーション(資金引き揚げ)現象、ならびにサティヤム・コンピュータの粉飾決算事件などの影響で基調としてはルピー安だったのですが
広瀬隆雄「新興国投資情報レポート」へ戻る 今日のまとめ 中国の輸出は力強くリバウンドしている 人民元が弱いドルにリンクされているのが好調の一因 内需のストーリーには異変が出ている 力強くリバウンドする中国の貿易 先週、中国税関総局が9月の貿易統計を発表しました。それによると下のグラフのように輸出も輸入も力強くリバウンドしています。 いま輸出を例にとると、リーマン・ショック直後の去年の10月の1364億ドルから今年の2月には649億ドルまで、実に52%も落ち込みました。去年の11月に4兆人民元の景気刺激策が発表されたこともあり、この時点で世界の投資家は「中国株は当面、内需のストーリーで攻めるしかない」と投資方針を決めました。(私も当然、その一人です。)しかしここへきて輸出も輸入も鋭角的に戻してきており、輸出絶望論はどうやら間違っていたことが明らかになりつつあります。それではなぜ輸出は息を吹き
広瀬隆雄「新興国投資情報レポート」へ戻る 今日のまとめ オリンピックの経済効果は余り大きくない もともと良好なブラジル経済のファンダメンタルズが注目されるきっかけにはなる 来年の選挙とIPOによる需給関係の崩れに注意すること 株式市場はリオデジャネイロ五輪を織り込んでいなかった 2016年のオリンピックの開催地がブラジルのリオデジャネイロに決定しました。地元ブラジルではオリンピック招致に対し高い関心があったのは確かですが、どの都市が開催地に選ばれるかの予想は難しく、当然、株式市場もリオデジャネイロ市の勝利を織り込んでいませんでした。 経済効果はいかほど オリンピックの招致がどのくらいその国の経済に恩恵をもたらすのかに関してはいろいろな議論がありますが、直接的な経済効果は一般に考えられているほどは大きくありません。 先ずオリンピックの開催準備に必要となる費用と、オリンピックにまつわる収入を比
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