触って、使って、泊まって、買える、京都カルチャー体験型ホテル。 マガザンキョウト 編集長 岩崎達也 ■死ぬ時になにができていたら幸せなんやろう? 「好きな人と好きなことを好きな場所でやりたい」。ホテル開業の動機を語る時の、真っ直ぐな目が印象的だった。 岩崎達也さんは兵庫県三木市の農村出身。大阪の大学を卒業した後は関西を離れ、東京にあるマーケティング・コミュニケーション領域の大手企業に就職した。 「当時は紙とWEBの転換期。SNSも今のように普及しておらず、ビジネスにどう使えばいいのかわからない。そんな時代でしたね」。 当初は手探り状態だったが幸いにも時代が追いつき、気がつけば会社を代表するSNSの専門家に。 「でもそれとは別に、『君は本質的には何をしたいの?』と何度も聞かれる社風で、自分は何がしたいんだろうと考える癖がつきました」。 様々な人が交差する場所。色んな色を混ぜるとできるグレーが