【通貨戦争の定義】 まず通貨戦争とはなにかを定義したいと思います。 通貨戦争とは各国政府が故意に自分の国の通貨を割安に導く競争を指します。 それではなぜわざと自分の国の通貨を割安になるよう仕向けるのでしょうか? それは不景気で国内消費がふるわない時、どんどん輸出することで工場の稼働率を維持し、首切りを回避する目的があるのです。 今のアメリカはわざとドル安に導いているので通貨戦争を仕掛けていると言えます。 さて、通貨戦争を仕掛けられた側、つまり相手国の立場から見ると為替が強くなってしまって輸出がしにくくなります。今の円高はまさしくそういう状態です。 言葉を換えて言えば、今、日本はアメリカから喧嘩を売られているのだと言っても言い過ぎではありません。 【通貨戦争の歴史】 通貨戦争というのは最近登場した新しい概念ではありません。昔から繰り返されていることです。 ここに掲げた年表は1929年のニュー
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