埼玉県朝霞市で当時中学1年の女子生徒が連れ去られ、2年ぶりに保護された事件で、逮捕された23歳の男は少女が保護された日、「秋葉原に行く」と言って出かけたあと「ニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。 警察によりますと、この日、寺内容疑者は「秋葉原に行く」と言ってマンションを出たあと所在が分からなくなり、翌28日の未明、静岡県伊東市の山あいでカッターで首を切って血を流した状態で見つかり、31日、未成年者誘拐の疑いで逮捕されました。 その後の調べで、静岡に向かった経緯について、寺内容疑者が「東京都内にいたときニュースで少女が保護されたことを知り、電車で静岡県まで逃げた」と供述していることが、警察への取材で分かりました。 寺内容疑者は身柄を確保されたとき、現金と運転免許証、それにレシートの裏に「大変な事件を起こしてしまった。