仙台市のNPO法人「みやぎこうでねいと」が、失業などで住む所を失った人に安い利用料でアパートの一室を一時的に貸す「ホストハウス」事業を始めた。生活困窮者の自立支援の一つで、部屋を借りた人は仮住まいしながら働き口と別の住まいを探し、独り立ちの道を模索する。 対象は失業のほか、ドメスティックバイオレンス(DV)などで家に帰れず、泊まる所のない人。就労意欲があり、行政、医療、福祉機関の紹介を受ける必要がある。法人の職員が面談し、自立の意思を確かめて受け入れを決める。 アパートは青葉区青葉町、泉区八乙女中央4丁目、太白区八木山南3丁目の1K3室。テレビや冷蔵庫、寝具を備え、身一つでその日から暮らせる。利用料は一日1000―2000円で食費は別。部屋の提供を受けた人は職と新しい住居を探し、見つかったら移る。 法人は知的、精神障害者の自立支援を目的に市内のアパート5棟、計20室を借り上げ、障害者