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ブックマーク / hokusyu.hatenablog.com (14)

  • 「政治」を「する」ことと「政治」で「ある」こと - 過ぎ去ろうとしない過去

    東浩紀のカール・シュミット読解は誤読が多いとずっと思っていた。 例によって速記者が正しければだが、 http://d.hatena.ne.jp/nitar/20081205/p1 カール・シュミット『政治的なものの概念』を何回か取り上げた 何を言っているか 政治は友と敵を分けることだ 友と敵を分けることが政治 誰かが自分の存在を抹殺するかもしれないから相手を抹殺 精神的な意味でも隠喩でもない 「政治は友と敵を分けることだ」とはシュミットは言っていない。 政治的なものは、特有の意味で、政治的な行動がすべてそこに帰着しうるような、それに固有の究極的な区別のなかに求められなければいけない。 (『政治的なものの概念』p14) カール・シュミットにとって「政治」とは、「道徳」や「経済」とははっきりと分けられなければいけない、「友」と「敵」の区別において見出されるものなのである。それは具体的・存在論的

    「政治」を「する」ことと「政治」で「ある」こと - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2009/02/04
    え、してないじゃん>”利害の調整以外何物でもない。”/まあ、関係あるとかないとかそれ自体関係ないと思うよ。
  • 「枢軸国」の脱-政治化・通俗化について - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■第3章 「第二の罪」――「過去の克服」の難しさ―― http://www.ia.inf.shizuoka.ac.jp/~nakao/thesis/maruyama/M-3.html 1970年代に旧西ドイツで2度にわたり「ヒトラー・ブーム」という社会現象が現れた。その発端の一つが、72年8月、オリンピック開催を間近に控えたミュンヘンのある映画館で、36年に行われたベルリン・オリンピックの記録映画『民族の祭典』『美の祭典』〔12〕が上映されたことである。これには、ヒトラーやナチスについて何の罪の意識もなしに語りうるムードが生まれつつあることが予兆されていた。それ以後、73年にはW・ペンポウスキ編『君はヒトラーを見たか』、J・フェストの伝記『ヒトラー』などが出版されてベストセラーとなり、また、イギリスの歴史家トレヴァー・ローパーの『ヒトラーの最後の日』が独訳されたりした。 そして、ハーケンク

    「枢軸国」の脱-政治化・通俗化について - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2009/01/23
    えー、よくわかんなーい。ドイツって現在の国家制の起源をどこにおいてるのかしら。それによっても話が変わってくると思うのだけれども。
  • 健康帝国日本 - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112601000936.html 内容もブコメも酷いですね。 そもそも「努力して健康を保った人にはインセンティブを」自体が健康保険の理念を崩しかねないものであることを理解しましょう。 当然、努力しているかどうかで病気になるかならないかは決まりません。いや、少しは関係あるじゃないかと言う人もいるかもしれません。でも、「少し」とはどのくらいでしょう?なにせ、男に逃げられるのまで女の自己責任という意見が出てくる世の中です。病人にちょっとでも不摂生があれば、それは「努力不足」とされかねない。では、遺伝病など生まれつき抱えている病気の場合は?なるほどそれは当人に責を求めることはできない。ではどこに行くか。もちろん親にです。出生前診断が「可能」である今、病気がある「障害」

    健康帝国日本 - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/12/02
    よう分からんけど、「福祉」と「予防」って対立項なん?/「予防」ってのは個人の義務なんだ、そりゃすごい。/個人じゃなくて環境いじるのが社会政策だろうに
  • 学歴関係無いから - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/iammg/20080730/1217359666 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51088798.html ある奴隷志望者が、もっと「エリート」の足に鎖を巻くべきだと提言したところ、あるマッチョな奴隷に、俺ぐらい優秀な奴隷じゃないと鎖を巻いてもらえねえんだバカ野郎と罵られた事件です。 まあ、ブクマやトラバの分析を見る限り、一応みんな「学歴関係ねえだろ」ということには気づいてます。でも、そこからが問題です。「学歴あるなしに関わらず、社会に必要とされるようなコミュニケーション能力は必要だよ」ブーッ、外れです。正解は、「学歴に関わらず、コミュ力に関わらず、社会はあらゆる人間を必要とする義務がある」です。学歴に関わらず、能力に関わらず、あらゆる人間は自分の仕事を選ぶ権利があるのです。 http://

    学歴関係無いから - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/08/02
    革命起こそうって話してんじゃなかったっけ。/権利とか義務があるとかないとか有用か無用かとか貢献しているか否かとか何も関係ないよ。だって、奪われたものを奪い返すってだけの話でしょう。
  • 保留にするということ - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1151681.html いや、元記事はただのアルハラな酷い記事なんだが。 体質で飲めない人はいるし、どうしてもビール嫌いな人もいるからアレだけど、最初の一、二回が苦くてますいのは割と普通だし、それでビール飲みませんと言っている人を見ると*1、その、幅狭くしてるなあと思ったりする。 いや別に飲み会で何飲んでもいいんだが、 http://www.mojimoji.org/adiary/0216#p1 を思い浮かべてしまったのでした。 たとえば絵の前で何をしていいかわからないから美術館が苦手という準教授に対してうちの師匠が言うことには「わからないならとりあえず次の絵に行けばいいじゃん。」 なんかなー、「好きになれないのはあなたが(ry」って言いたいわけじゃな

    保留にするということ - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/07/29
    でも、あれが「保留」の代替機能を果たしてるんじゃないのかな。情報量多すぎるから選択肢を狭めるって言うけど、それ以前に実は大して「好き」も「嫌い」もなくて、むしろ欲望を惹起されずに放置プレイ、みたいな。
  • いじめ/ファシズム/引きつった笑い - 過ぎ去ろうとしない過去

    ■ジャック・バウアーと緊急時の倫理 http://d.hatena.ne.jp/flurry/180009 では、拷問に関する懸念や重箱の隅をつつくような差異で拷問を区別しようとすることに対する、以下の回答――人気があり表面的には説得力のある――についてはどうであろうか。 「何を空騒ぎしているんだい? たった今、合衆国が拷問を行うことを公認したってだけじゃないか。少なくとも合衆国は黙認状態でつねに拷問を続けてきたし、他のあらゆる国家も拷問を行ってきたんだ。むしろ今の僕らは以前よりも偽善的では無くなったんだよ」 これに対しては以下のような単純な反問を返すべきだろう。 「そのことが合衆国政府の声明が意味する唯一のことだったら、『なぜ』彼らは拷問を公認したんだ? 以前からそうしていたように、黙って拷問を続けていれば良いじゃないか」 「語る内容」と「語るという行為」との間に存在する、解消できない裂

    いじめ/ファシズム/引きつった笑い - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/07/12
    人民裁判は仕方ない時もあるし、認めざるを得ないときも、それから『正しい』時すらあるだろうけど、いずれにせよ形式の問題以前にその過程であり、内実が問われるべきではないんでしょーか。
  • 落書きと自由 - 過ぎ去ろうとしない過去

    まあいろいろな意味で今更なんだけど。 たとえば西と東でベルリンの壁がどうなっていたかを考えるだけでいいよね。 落書きしたら鞭打ちのシンガポールは一党独裁の世襲国家。 アンコール・ワットには江戸時代の落書きが残っているけれど、 それを消したのは、今はやりの斬新な理論によれば疎外論の帰結としておなじみのポル・ポト派。

    落書きと自由 - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/07/03
    世事に疎いもので、今の今までイラク反戦落書き裁判の件だと思ってました。
  • 「聖なる」街と「引き裂かれた」街 - 過ぎ去ろうとしない過去

    オタク」は加藤智大を切断処理なんてしてないと思うよ。 http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080613/p1 『普通のオタクは良識のある市民であって通り魔などしない』というのが「単なる事実」であると言い切ってしまえるところに問題があると思います。「普通の」オタクがいるということは、「普通じゃない」オタクがいるということです。でも、加藤容疑者のそれまでの書き込みなどを読む限り、よくあるオタクの書き込みであって「普通じゃない」点は特に感じませんでした。境遇にしてもたとえば学歴あって期間工というのは、いまどき珍しくないわけです。ではどこで「普通」と「普通じゃない」点が分かれるかというと、それはやったかやってないかでしか区別できません。でも、やったかどうかに「普通」と「普通じゃない」の分水嶺を置いておいて、やったのは彼が「普通じゃなかった」からだと言うなら、それはトー

    「聖なる」街と「引き裂かれた」街 - 過ぎ去ろうとしない過去
  • 「残酷な現実」の内面化、あるいはオメラスの発掘 - hokusyu’s blog

    もちろんトリアージを拡大解釈するなってことは大事なんでしょうけど、どうして人はトリアージみたいなものを拡大解釈したがって、しかもそういうエントリには賛同ブコメがいっぱいつくんだろうってのも大事では。いや、「誰かを切り捨てなければ誰かを助けることはできない」っていうのが、彼の中で事実(Wirklichkeit)を通り越して真理(Wahrheit)にまで達しちゃってる人っていますよねっていう話なのですが。 http://flurry.hp.infoseek.co.jp/200308.html#02 なぜこんなに「月宮あゆが助かる〜」という考えを僕が憎むかというと、「誰かが助かることで、他の人は助からない」という考えというのが、ある種の奇妙な「社会性」みたいなものを他人に押し付けるために使われることが多いからなのかも。 倫理的な問題を考えるときに、「思考実験を構成して、選択肢のどれを選ぶかについ

    「残酷な現実」の内面化、あるいはオメラスの発掘 - hokusyu’s blog
    madashan
    madashan 2008/05/25
    あー、そうそう。このての残酷真理教は非常に鬱陶しい。勝手に殉じてればいいんだけど、他人に押し付けることでしか成立しない宗教なので。
  • 「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20080522/1211444127 今は道徳の時間です。あなたは小学校の教師です。道徳の時間はテレビ見せてればいいだけですからラクなものです。今日のテーマは「かわいそうなぞう」。舞台は戦中の日。空襲が激しくなった大都市で、参謀部は動物園の動物達を殺すことを決断するのです。当然飼育員は反対します。しかし軍は「オリが壊れて猛獣が暴れてもいいのか!」といいます。それ以前に軍に逆らえるはずがありません。泣く泣く飼育員は動物達を殺すことを決断します。ところが、ぞうのハナコだけは毒の入ったエサをべません。飼育員は、エサを与えないで餓死させるようにしました。ハナコは、弱った体で芸を見せます。芸を見せればエサがもらえると思っているのです。感動の名場面!女の子の一部は泣いています。後ろでハナクソほじっている奴は無視です。モンハンやっている奴

    「かわいそうなぞう」はなぜ「かわいそう」か - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/05/23
    ショアーはナチズムの所与の目的それ自体だったから、この場合例として適切かしら。むしろ、ボルシェヴィキのあれとかそれとかのが「合目的的・合理的理性」の問題としてはふさわしいような。
  • 寛容は不寛容を寛容しない - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://macska.org/article/225 講演中、かれは「原理主義的無神論者」を批判するクリス・ヘッジズ『I Don’t Believe in Atheists』に言及しながら、「無神論の原理主義なんて誰も怖がりはしないだろう、『もっと理性的に話をしよう』と言うだけなんだから」と嘲笑した。しかし現実に「新しい無神論」の代表的論客の何人かが、機会があるごとに米国のイラク侵攻を熱烈に支持する発言を続けている(ばかりか、イランが核兵器を持つ前に核で先制攻撃をしろとまで言っている人もいる)ことや、西欧におけるイスラム系移民排斥の口実がもはや「キリスト教文明を守るためにイスラム教徒を追い出せ」ではなく「女性や同性愛者の権利、言論の自由など近代リベラリズムの原則を理解しようとしないやつらを追い出せ、入れるな」となっているーーそれは要するに、近代リベラリズムの原則がイスラム系移民ら「市

    寛容は不寛容を寛容しない - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/05/21
    「みんなの場所」って皆が好き勝手する場所じゃないのー?素っ裸で火吹いてようが、住居作ろうが別にいいじゃないか。/日本的公共性の問題は、「寛容」より「所有」の問題な気が。
  • 人生いろいろ、BIもいろいろ - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://d.hatena.ne.jp/repon/20080507 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20080507/p1 月額20万のBIですか、大賛成。やりましょう。しかし病気になったり大学に行こうとしたりするとやはりきついので、ついでにぼくがあげた社会保障の充実もやりましょう。所得税60%ですか、素晴らしい。やりましょう。で、それをダンコーガイと議論するんでしたっけ。ダンコーガイが所得税60%に賛成するんですか。 ・・・笑わないね。 このことに関しては珍しくid:inumashさんが正しいことを言っていて、すなわち # 2008年05月07日 inumash inumash 社会 「再分配」を文字通り「金」で行うよりその分を「社会福祉制度の充実」に傾けたほうが費用対効果が良いよ、という話をしないと弾さんとかとは噛み合わなそうな印象。 なのです。しか

    人生いろいろ、BIもいろいろ - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/05/08
    BIとか社会福祉の前に必要なのはゼネスト。同盟総罷業。そして暴動へ。
  • ベーシック・インカムという脅迫 - 過ぎ去ろうとしない過去

    「魚を取ってやるのではなく魚の取り方を教えるのだ」は最近みんなが大好きなたとえですが、実際に先進国が途上国に対してしたことは異なっていて、つまり「魚を直接取るよりも釣りざおをつくって魚と交換してもらえばよいじゃない」と吹き込んだのです。かくして魚が取れなくなって釣り人が魚を売らなくなったとき、可哀想な釣りざお職人は飢え死にしたのでした。 さて、問題はベーシック・インカムです。 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50907051.html ぼくはこんな醜悪な記事を書く人に尻尾を振る人々が全く理解できないのですが、ともあれこれはある種の主張ではあるし、ベーシック・インカムという言葉に踊らされてうっかり賛同したくなる気持ちもわからないではありません。 ポイントは、またしても「選択の自由」です。 ベーシック・インカムが始まれば、当然それで飲んで打っ

    ベーシック・インカムという脅迫 - 過ぎ去ろうとしない過去
    madashan
    madashan 2008/05/07
    ああ、そういう理屈か/今ある財源でくだらないことに使ってる金回せばいいだけじゃねーの?それ見極めるのでまたすったもんだするだろうけど。>誰が負担論
  • あなたの生産性は誰が決めるか? - 過ぎ去ろうとしない過去

    http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51043091.html 人はそれを社会と言う。しかし、われわれも社会の一員であるはずだ。にも関わらず、「社会」による生産性の決定にわれわれの意志が介在することはない。決めるのは社会であって、もっと言うなら「資主義」のシステムだ。そして、「資主義」システムの論理を剥き出しの状態で用いることによって、非正規雇用の拡大は起こった。すなわち、「有用」なときに人を雇用し、「無用」なときに解雇するのだ。「資主義」の論理によるベーシック・インカムの議論と、現在起きている「細切れ労働」の仕組みは表裏一体である。すなわち、生産性が物象化されているということである。われわれはそれを「疎外」と呼ぶのではなかったか。

    あなたの生産性は誰が決めるか? - 過ぎ去ろうとしない過去
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