政府は8日、世界的な金融危機に対応する第2回緊急首脳会議(サミット)を12月中旬に日本で開催する方向で参加対象の20カ国・地域(G20)と調整に入った。日本は金融サミットの中核をなす主要8カ国(G8)の議長国として、金融危機対応でイニシアチブをとることを目指しており、11月14、15両日にワシントンで開かれる第1回サミットで「日本開催」の合意をとりつけたい考えだ。 政府関係者によると、金融危機をめぐる第2回サミットの日本開催については、12月16、17両日にタイで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日本、韓国、中国)の首脳会議直前を軸に関係各国・地域に打診している。日本での金融サミットの「成果」を、アジア各国の首脳が集う舞台での論議につなげる狙いもある。 政府内では当初、千葉県の成田空港近くが開催候補地に挙げられていたが、多数の首脳や政府関係者を受け入れるスペースの確保や空