東日本大震災から9年目の今年、久しぶりに東日本大震災のことを強く思い出している。 思い出している理由は、新型コロナウイルス感染症が流行し、ネットの内外を騒がせているからだろう。ブログを書き続けている私にとって、東日本大震災はオフラインでの大災害であると同時に、さまざまなアカウントの言動が動揺しまくったオンライン空間の狂騒でもあった。 今、オンライン空間で起こっていることはあの時に似ている。 東日本大震災の時もそうだったけれど、社会に不安が蔓延している状況下でこそ、私たちの心の底にあるもの、私たちの地力が問われることになる。よくネット上では「承認欲求に駆られた暴走」が問題視されるけれども、個人的には、「不安に駆られた暴走」のほうが性質が悪いと思っている。不安と承認欲求が掛け合わさった暴走はいっそうヤバい。どんな言動をしてしまうか、わかったものじゃない。 不安は、私たちの言動をぐらつかせ、間違