“毒ギョーザ”1カ月隠蔽…福田、国民軽視で外交優先 中毒事件発生直後、製造元の「天洋食品」に詰めかけた報道陣。この工場など中国国内での毒物混入がほぼ確実となった=2008年1月撮影 福田康夫内閣の「国民軽視」「媚中外交」がまた露呈した。中国製毒ギョーザ事件で、製造元「天洋食品」(河北省)のギョーザを食べた同国内の中国人が同様の中毒症状を起こしていたことが6日、分かった。中国側はこうした事実を7月初め、日本側に通告していたが、日本政府は一切発表していなかった。中国への外交的配慮を優先させて、福田首相は国民の生命や健康を軽視したのか。民主党は「内閣の隠ぺい体質は許せない」と追及する構えだ。 「極めて重大な問題だ。福田内閣が、国民に当然知らせるべき情報を隠していた。こうした隠ぺい体質は絶対に許されない。現在、国会は閉会中だが、閉会中審査を開くことも検討しなければならない」 民主党の鳩山由紀夫幹事